三 蒼紫と斎藤

蒼紫と斎藤というと、もう説明するまでもなく、やおいで有名なカップルですよね。私も最初蒼紫の同人を手にした時、蒼紫と女性ではなく、この斎藤との本でした。一さん、すっかり蒼紫に魅了されておりますなー。いや、逆か?逆なのか。どっちにしろ、斎藤にはれっきとした「時尾」という妻がいるものですから、ご苦労さまなことです。

まあそういった路線は抜きにして・・・・笑・・・・蒼紫が相対した相手として斎藤を見た場合、宿敵みたいな間柄が本当のところかも知れないと思えるわけで・・・・斎藤が狙っていると広言しているのは剣心なんですが、まだまだ政府からの糸が切れていない存在として蒼紫を考えると、かなり目の上のコブなんじゃないかと思うんですよね。だって斎藤は警視庁の警部なんですから。自分の知らないような情報を蒼紫が知っていたりするわけですよ。そりゃー気にくわないに決まっています。なにせウチの設定では、蒼紫は陸軍・海軍・外務省を渡り歩いているのですから。

これが原作のように、蒼紫一人がいきがって、「元御庭番衆の最後の御頭として、闇に生きる者を闇に葬り去る・・・。」とかやっているだけなら、斎藤も枕を高くして、寝られるものと思います。蒼紫が勝手に外法者を取り締まってくれるのですから、こんなに便利なことはありません。しかーし。それでは面白くないですよね。一蒼紫ファンとしては。もっと蒼紫は、斎藤とやりあってもらいたい。

だから私は、上記のような設定にしました。原作好きな方、ごめんなさい。でも斎藤も、いつかは蒼紫のしっぽぐらいつかめる日が来るのかもね・・・・。原作や同人での斎藤は、とてもクールでかっこいいのですが、私の斎藤観はひねくれていて、中間管理職の悲哀をその身に背負ってしまっているのです。

戻る